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◇-初めてです-殿垣内 城司(1/11-14:57)No.270


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270初めてです殿垣内 城司 E-mail URL1/11-14:57

飛騨高山でトマトつくりながらネット活動している農政ジャーナリストで
す。
今回は狂牛病について。
かつて私の家でも肥育牛を飼っていました。多いときには50頭ぐらいいま
した。子牛を買い付け、とうもろこしや麦といった濃厚飼料からついには牧
草まで外国から輸入して牛を育てて肉牛として売りました。多角経営という
名のもとに国から推奨され、企業化という名のもと国から規模拡大多頭数化
を推奨されました。そして、私の知っている畜産農家は何百頭と規模拡大
し、設備投資と回転資金のために大きくして努力すればするほど赤字が拡大
し、今では破産してしまったのがこの飛騨の中にも何軒もあります。それは
戦後のやる気のある農家だったと言ってよいでしょうし、国は国策として進
めてきたのです。そして今回の狂病牛、またどれだけの畜産農家が破産する
のかと私は思います。肉骨粉という言葉を意識していた畜産農家が何軒ある
でしょう。たぶんほとんどの農家が言われるままの濃厚飼料を毎日与えてい
たのでしょう。それはPL法に違反すると消費者が声を出したとします。です
が、1農家がその生活のほとんど100%を頼っている農業団体に疑問を抱
いてどうなるというのでしょうか?それは日本で禁止になった農薬を東南ア
ジアに輸出する商社、熱帯の原生林を食いつぶして日本で使う紙を作る商
社、そこの社員に「お前は倫理観があるのか」と問いただすのと似ていま
す。まあ、30ヶ月を越えた牛は安く買い叩かれるぐらいで、政府は買い上
げないでしょうし、農家としてもほおっておいても毎日エサはやらなきゃい
けないので早く処分したいのです。でも、償却処分にせよというのですか畜
産農家が自腹で。最近では流通業者や商社が、たとえばカナダでこれまで放
牧していた牛を日本みたいに狭いところに押し込んで濃厚飼料たくさんやっ
て脂肪まみれにして日本市場へ輸出
するようなことになっています。であっても日本で生産するよりはコストは
安いでしょう。言いたくないのですが暗澹たる思いがあります。