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◇-本当に被害者なの-朴念仁(4/4-23:20)No.372
 ┗Re:本当に被害者なの-すずき産地(4/8-12:14)No.373
  ┗Re:本当に被害者なの-朴念仁(4/8-21:05)No.374
   ┗肉牛と酪農を対立させてませんか?-すずき産地(4/8-22:49)No.375
    ┣Re:肉牛と酪農を対立させてませんか?-朴念仁(4/9-16:22)No.376
    ┃┗とりあえず-すずき産地(4/9-23:43)No.378
    ┃ ┣Re:とりあえず-朴念仁(4/10-11:53)No.379
    ┃ ┗Re:とりあえず-朴念仁(4/11-10:34)No.380
    ┗Re:肉牛と酪農を対立させてませんか?-朴念仁(4/9-21:36)No.377


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372本当に被害者なの朴念仁 4/4-23:20

「狂牛病問題」について調査委員会の報告書がでました、その中で私が一番納得し
たのは「農水省は生産者、食肉業者の方ばかりを向いて消費者のことは全く考えに
入ってなかった」と云うところです。
生産者側は日本で狂牛病の牛が見つかったことで、消費量が大きく落ち込んだ事か
ら、被害を補償せよと声高に叫んで政府、官庁に迫っています。
しかし本当に「生産者」は被害者だったのでしょうか。
「生産者」はその道の「プロフェッショナル」でしょう、イギリスで狂牛病が発生
した、原因は餌の中の「肉骨粉」だった、と云う情報も、イギリスで病気になった
牛が「肉骨粉」として輸出され、ヨーロッパ各国に広まった、と同時にイギリスで
は輸出禁止になったけれども、すでに以前に輸出されたものは他国を経由して日本
にも入って来ている、と云う事は情報として聴いているはずです。
「自分が売る為に飼っている家畜に、何を食べさせているか分かりませんでした」
と云うのは「プロの生産者」として失格なのではありませんか。
少なくとも農水省は「肉骨粉の入っている恐れのある飼料は牛に食べさせるな」と
云う情報は出していると云っています。
勿論私は農水省の責任が尤も大きいと思います、決して謝罪しただけで済む問題で
はありません、が「生産者」に全く責任はないとも思えません。

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373Re:本当に被害者なのすずき産地 E-mail URL4/8-12:14
記事番号372へのコメント
たとえば、

>少なくとも農水省は「肉骨粉の入っている恐れのある飼料は牛に食べさせるな」と
>云う情報は出していると云っています。

実態をわかって言ってますぅ?

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374Re:本当に被害者なの朴念仁 4/8-21:05
記事番号373へのコメント
>>少なくとも農水省は「肉骨粉の入っている恐れのある飼料は牛に食べさせるな」と
>>云う情報は出していると云っています。
>
>実態をわかって言ってますぅ?

どういう実態ですか、具体的に云ってください。

私はスーパーで「生産者の顔が見える方の低温殺菌牛乳」を飲んでいます。
低温殺菌牛乳を自信を持って出せる酪農家の方を私は心から信じています。
飼料は牧草で抗生物質もホルモン剤も使っていないと云うことです。
生乳自体に自信がなければ低温殺菌牛乳なんか販売することが出来ません。
肉牛を飼っている生産者に、それだけの自信を持っている方はそう多くはないと思います、
なるべくコストを抑えるために、色々な薬剤とか配合飼料を与えている人の方が多いのでは
ないですか、そんなとき配合飼料の成分を確認しますか。
そんな人達まで「大損害を受けたから国で弁償しろ」と合唱しているのが勺に障るのです、
だって、賠償金は私達が払った税金から出るのですから。
自信を持って低温殺菌牛乳を供給できるような牛の飼育の仕方をしている生産者が、弁償しろ
と要求しているのなら私も納得できます、そんな人達だけですか。

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375肉牛と酪農を対立させてませんか?すずき産地 E-mail URL4/8-22:49
記事番号374へのコメント
>どういう実態ですか、具体的に云ってください。

農水省が出したのは一片のファクスで、自治体の農政担当者ですら目にした人は少ないという実態で
す。
いわんや農家のもとへなど届いているはずもありません。
法律で禁止しなかったということは、つまりそういうことなのです。

>飼料は牧草で抗生物質もホルモン剤も使っていないと云うことです。

搾乳牛にとって職業病ともいえるのが乳房炎という病気です。この治療には抗生物質が使われます。
朴念仁さんが飲んでいる牛乳を出荷している農家の牛たちは乳房炎に罹らないということでしょうか?
あるいは、治療には抗生物質を使っていないということでしょうか? そのあたりはどんなふうに確認
してらっしゃるのですか?
ちなみに、抗生物質によって治療している期間中の乳は、どこの酪農家も出荷はできないことになって
います。万一、たとえ1戸の農家の1頭分だけでも、そうした生乳が混入すれば、ルートで集乳してい
るバルク車ごと廃棄処分となります。そうした生産現場のシステムをどのていどご存じですか?
また、日本の養牛でホルモン剤が使われているとは私は寡聞にして知りません。すなわち、
朴念仁さんが心から信じている酪農家の方の姿は、牧草だけで牛を飼育しているという点(これは非常
に貴重な例だと思いますが)を除けば、日本の養牛では普通のことと言えます。

>生乳自体に自信がなければ低温殺菌牛乳なんか販売することが出来ません。

私も低温殺菌と銘打たれた牛乳をありがたがって飲むほうです。
が、低温殺菌でなく高温殺菌法の採用は、乳業メーカーの効率主義によるものだと思っています。
低温殺菌だから生乳の品質がいい証拠だと思わせるような宣伝がなされているとすれば、あるいは誇大
広告といえるのではないでしょうか。

>肉牛を飼っている生産者に、それだけの自信を持っている方はそう多くはないと思います、
>なるべくコストを抑えるために、色々な薬剤とか配合飼料を与えている人の方が多いのでは
>ないですか、そんなとき配合飼料の成分を確認しますか。

ここまで肉牛農家を悪し様に決めつける根拠をぜひ教えてください。
そもそも、
肉牛経営がなければ、酪農経営も存立できない関係にあるということを、どのていど理解しておいでで
すか?

(なお私は、Uターンして農業をはじめて18年目になりますが、牛を飼ったことはありません。)

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376Re:肉牛と酪農を対立させてませんか?朴念仁 4/9-16:22
記事番号375へのコメント
>農水省が出したのは一片のファクスで、自治体の農政担当者ですら目にした人は少ないという実態で
>す。
>いわんや農家のもとへなど届いているはずもありません。
>法律で禁止しなかったということは、つまりそういうことなのです。

と云う事は、育牛農家や酪農家の間には情報交換する場となる団体とか組織が無いと云う事ですね、そう言う
実態だと云う事は知りませんでした。

>搾乳牛にとって職業病ともいえるのが乳房炎という病気です。この治療には抗生物質が使われます。
>朴念仁さんが飲んでいる牛乳を出荷している農家の牛たちは乳房炎に罹らないということでしょうか?
>あるいは、治療には抗生物質を使っていないということでしょうか? そのあたりはどんなふうに確認
>してらっしゃるのですか?

直接製造所に電話で聞いています、乳量を増やすためとか発育促進のためのホルモン剤は使用していない、乳房
炎を予防するために努力をしているし罹ったときも抗生物質は使っていない、との返答でした。
インターネットサイトを検索して見ても、結構そう言う酪農家はあるようです、しかしそういう所は大手製乳業
社には納入しないで直接小売店か消費者に販売しているようです。

>ちなみに、抗生物質によって治療している期間中の乳は、どこの酪農家も出荷はできないことになって
>います。万一、たとえ1戸の農家の1頭分だけでも、そうした生乳が混入すれば、ルートで集乳してい
>るバルク車ごと廃棄処分となります。そうした生産現場のシステムをどのていどご存じですか?

それは厚生省基準による1CC当たり雑菌の許容限度400万個以下とする、と云う中大手製乳業者に納品する
場合でしょう、日本の実態は潜在性乳房炎の乳牛のものでも使用されていると云われています、それは日本の牛
乳は「超高温殺菌牛乳」が主流で、【実際スーパーでも大生協でもパスチャライズ牛乳(低温殺菌及び高温殺菌
牛乳)はほとんどありません】加熱処理後の雑菌数の基準、5万個以下をクリア出来るからです。

>また、日本の養牛でホルモン剤が使われているとは私は寡聞にして知りません。すなわち、
>朴念仁さんが心から信じている酪農家の方の姿は、牧草だけで牛を飼育しているという点(これは非常
>に貴重な例だと思いますが)を除けば、日本の養牛では普通のことと言えます。

乳量を増やす、成長を早める、肥育等のために配合飼料を入れていると聴いた事があるのですがもう一度確認し
てみます。

>低温殺菌だから生乳の品質がいい証拠だと思わせるような宣伝がなされているとすれば、あるいは誇大
>広告といえるのではないでしょうか。

私は宣伝している、とは一言も云ってません、私が「平澤 正夫氏の、日本の牛乳はなぜまずいのか」と云う本
を読んで、パスチャライズ牛乳とはどういうものかを知って、私自身が選択して飲んでいるものです。

>ここまで肉牛農家を悪し様に決めつける根拠をぜひ教えてください。

根拠は、実際に日本に於いて「狂牛病の牛が3頭も出た」と云う事実です、外国から輸入した「肉骨粉」の入っ
た配合飼料を食べさせたことはない、と云っているが、それでは「狂牛病」だった事は「嘘」になる。
「悪し様に決めつけ」てはいないが、「肉骨粉」が入っているかどうかを確認しないで配合飼料を食べさせた肉
牛業者が居ったと云う事は確実なわけで、その人達に「補償請求の資格」があるだろうか、と私は考えるわけで
す。
肉牛と酪農を対立させている、と云うがどちらにも両方の考え方の人がいると云う事です。

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378とりあえずすずき産地 E-mail URL4/9-23:43
記事番号376へのコメント
いくつもの書きたいことはさておいて、とりあえず、一つ二つ…

>>ここまで肉牛農家を悪し様に決めつける根拠をぜひ教えてください。
>
>根拠は、実際に日本に於いて「狂牛病の牛が3頭も出た」と云う事実です、外国から輸入した「肉骨粉」の入っ
>た配合飼料を食べさせたことはない、と云っているが、それでは「狂牛病」だった事は「嘘」になる。
>「悪し様に決めつけ」てはいないが、「肉骨粉」が入っているかどうかを確認しないで配合飼料を食べさせた肉
>牛業者が居ったと云う事は確実なわけで、その人達に「補償請求の資格」があるだろうか、と私は考えるわけで
>す。

揚げ足をとるようで恐縮ですが、
まず、日本の肉牛農家からは未だBSEは1頭も発生していないという事実を共通認識にしたいと思いますが、よろしい
でしょうか? その上で、だったら「補償請求の資格」があるということでいいでしょうか?

ついでにうかがいます。
たとえば、これまで(もしくは今後)、朴念仁さんとご家族が遺伝子組み換え食品を全く口にしていないと確認できます
か?

お答えいただけなかったので再度…
肉牛経営がなければ、酪農経営も存立できないという関係を、どのていど理解しておいでですか?

以上、質問ぱかりを重ねて申し訳ありませんが、いま存亡の危機に立たされている養牛農家を、納税者の一人として見捨
てろと主張する以上、避けてとおれない認識だと思うものですから。

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379Re:とりあえず朴念仁 4/10-11:53
記事番号378へのコメント
>揚げ足をとるようで恐縮ですが、
>まず、日本の肉牛農家からは未だBSEは1頭も発生していないという事実を共通認識にしたいと思いますが、よろしい
>でしょうか? その上で、だったら「補償請求の資格」があるということでいいでしょうか?

申し訳ありませんでした、私の認識不足でした今までBSEとして確認された3頭は全て「乳用牛」でした、確かに肉用牛の飼育農家
には「補償要求の資格」が当然のこととして充分あります、良く知ろうともせずに軽率に肉牛農家の皆さんを批判したことを心から
謝罪申し上げます。(そう簡単に許されることでない事は肝に銘じます、覆水盆に返らずと申しますので)
厳しく私の過ちを御指摘いただいたすずき産地さんへ感謝申し上げます。

>ついでにうかがいます。
>たとえば、これまで(もしくは今後)、朴念仁さんとご家族が遺伝子組み換え食品を全く口にしていないと確認できます
>か?

食べていると思います、直接使う油は米油ですが、豆腐等の義務表示のもの以外は知らずに食べていると思います。
と云う事は、家畜用の配合飼料も使用しているものの具体的な表示がないと云う事ですか、それも知りませんでした。

>お答えいただけなかったので再度…
>肉牛経営がなければ、酪農経営も存立できないという関係を、どのていど理解しておいでですか?

育牛農家は肉用牛や乳牛を一緒に飼育していると考えておりました、違いましたか?。

>以上、質問ぱかりを重ねて申し訳ありませんが、いま存亡の危機に立たされている養牛農家を、納税者の一人として見捨
>てろと主張する以上、避けてとおれない認識だと思うものですから。

聞きかじりの断片的な情報で、命を懸けて経営を守り消費者を守ろうとしている肉牛農家の皆さんを批判した事恥ずかしい限りで
す、これからは正確な情報を知る努力をして、農業者も消費者も前進出来る様な投稿をして行きたいと思いますのでよろしくお願い
申し上げます。

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380Re:とりあえず朴念仁 4/11-10:34
記事番号378へのコメント
>お答えいただけなかったので再度…
>肉牛経営がなければ、酪農経営も存立できないという関係を、どのていど理解しておいでですか?

速成学習ですが、少し勉強しました。
酪農経営と肉牛飼育経営を一緒にやっている所は全くと云っていい程無いと云う事。
ホルスタインの雄牛、雌牛でも自己の経営にとって余剰となるものは、肉牛飼育農家から購入して
もらい、肉牛として肥育してもら必要がある。
従って、肉牛飼育農家が無ければ酪農経営を継続できない、と云う事が理解できました。

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377Re:肉牛と酪農を対立させてませんか?朴念仁 4/9-21:36
記事番号375へのコメント
>私も低温殺菌と銘打たれた牛乳をありがたがって飲むほうです。
>が、低温殺菌でなく高温殺菌法の採用は、乳業メーカーの効率主義によるものだと思っています。

追伸
乳業メーカーの効率主義による牛乳は、高温殺菌牛乳ではなく「超高温殺菌牛乳」と云います。
なお私はこれを私個人は「超高温滅菌牛乳」と呼んでいます、欧米でも「超高温殺菌牛乳」はありますが、
平澤正夫さんの本によると「日本式超高温殺菌牛乳」とは違うものとされているそうです。